都知事選 各地で宣伝・対話
(写真)選挙事務所に訪れ、宇都宮知事候補(右から3人目)を激励する(左から)緑の党・漢人、社民・福島、共産・志位、(右から)国民・小沢、立民・枝野の各氏=20日、東京都新宿区
コロナ危機の中、都民の命と暮らしをどう守るのかが問われる東京都知事選が告示されて最初の週末となる20日、日本弁護士連合会元会長の宇都宮けんじ候補は各地でこん身の訴えを行いました。応援する市民や野党は宣伝や対話に取り組みました。
昼には、宇都宮選挙事務所に日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、社民党の福島みずほ党首、国民民主党の小沢一郎衆院議員が集まり、宇都宮氏を激励。宇都宮氏は「あと15日の選挙戦を頑張りぬく」と力を込めました。漢人(かんど)明子緑の党都本部共同代表も駆けつけました。大田区在住の伊東亜子さんは、ビラに証紙を貼る手を休めずに「いよいよ選挙だと力が湧いてきた。誠実、正直、言ったことは実行する宇都宮さんを絶対勝たせたい」と話しました。
田村・菅氏も街頭に
(写真)宇都宮さんの訴えに声援を送る人たち=20日、東京都武蔵野市
夕方、JR吉祥寺駅前では日本共産党の田村智子副委員長、社民党の福島党首、立憲民主党の菅直人衆院議員が宇都宮氏と訴え。
田村氏は、都の自粛協力金が一部の事業者しか受け取れず申請が煩雑だと批判。「人の苦しみと今の制度の限界が分かる宇都宮さんを知事にして、暮らしを守ろう」と呼びかけました。
福島氏は「宇都宮都政で都立・公社病院を守ろう」、菅氏は「市民運動的感覚と組織を動かす能力を十分に備えた宇都宮さん勝利を」と訴えました。
宇都宮氏は「東京から貧困・格差をなくしたい。給食の完全無償化を実現したい。子どもの貧困をなくしたい。非正規労働者が正規労働者として働く社会を実現したい」「経済効率性よりも人権を優先にする。自己責任社会よりも社会的連帯を重視する社会こそ、都民が希望が持てる社会だ」と訴え。大きな拍手が起こり、涙を流す人もいました。
2020年6月21日(日)しんぶん赤旗より