（写真）コロナ対策政府・与野党連絡協議会。左から４人目は田村智子政策委員長＝24日、国会内

　新型コロナウイルス感染症対策を協議する政府・与野党連絡協議会が２４日、国会内で開かれ、野党の政策責任者は中小業者の家賃の救済支援の早急な実現へむけ与野党協議を迫りました。自民党は、与党の案を検討中と述べるにとどめました。

　協議会で野党側は、２０２０年度補正予算案の組み替え案を共同で提案する考えを表明。立憲民主党や国民民主党などの共同会派は、中小業者向けの給付金や地方への交付金の大幅増額、医療体制やＰＣＲ検査などの拡充を盛り込んだ組み替え案の考え方を説明しました。

　日本共産党の田村智子政策委員長は協議会後の記者会見で、共同会派の組み替え案について「どういう組み替えが必要か議論してきており、方向性は一致している」と述べました。医療や営業、国民生活はひっ迫しており、「切迫感を持って一つでも二つでも前に動かせるように提案をしていきたい」と語りました。

2020年4月25日(土)しんぶん赤旗より