活動報告

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新型コロナ対応・政権交代への方向性・選挙協力で一致 志位委員長、社保・野田代表と会談


(写真)会談する志位和夫委員長(右)と「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表=26日、国会内

 

「相違点への対応」も説明

 日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で、社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦代表と会談し、新型コロナウイルス感染症への対応、安倍政権打倒と政権交代に向けての政治的方向性や選挙協力で一致するとともに、野党連合政権構想に向けた「相違点への対応」について説明しました。

 志位、野田両氏は、「新型コロナから国民の命・健康・暮らしを守る取り組みに全力をあげる。とくに、政府の自粛要請で苦境に陥っている事業者・個人に、『感染防止対策』として思い切った予算措置をつけ、抜本的な直接支援を行う」よう政府に求めることで一致しました。

 また両氏は、「安倍政権を倒し、(1)憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する(2)格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる(3)多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く―という三つの方向で政権交代を図るために協力していく」との認識でも一致しました。

 さらに、当面する衆院静岡4区補選の野党統一候補・田中健候補の勝利のために全力をあげ、東京都知事選勝利のために協力するほか、きたる総選挙で小選挙区で選挙協力を行うことでも一致しました。

 また、志位氏は、「野党連合政権にのぞむ日本共産党の基本的立場――政治的相違点にどう対応するか」と題する文書(全文)を手渡し、他の野党とのあいだの政治的相違点について、野党連合政権でどういう対応を取るかについての日本共産党の立場について説明しました。

 会談は、志位委員長が呼びかけたもの。日本共産党からは小池晃書記局長と穀田恵二国対委員長が、社保からは玄葉光一郎幹事長、広田一国対委員長が同席しました。

 会談で志位氏は、「日本共産党は、自衛隊や日米安保条約、天皇の制度、社会主義・共産主義などについての独自の主張を持っており、それぞれを大いに主張していくが、野党連合政権には持ち込まず一致点で政権運営をはかるとの立場」であることを詳しく明らかにしました。

 野田氏は、志位氏の説明について「承りました」「共産党さんがずいぶんと変わってきたといろんな場面で実感します」と述べた上で、自身の父親が自衛官だったことに言及。「もうちょっと自衛隊の存在を肯定的に認めてはどうか」と感想をのべました。

 志位氏は自身の伯父が自衛官だったことにもふれ、「災害救援で汗を流しておられる個々の自衛官に、私はリスペクトの気持ちを持っています。それが伝わるように努力したい」と表明しました。

 

立憲民主党に小池氏ら説明

(写真)会談する(左から)小池書記局長、田村政策委員長と立憲民主党の逢坂政調会長、福山幹事長=26日、国会内

 日本共産党の小池書記局長と田村智子政策委員長も同日、立憲民主党の福山哲郎幹事長、逢坂誠二政調会長と国会内で会談し、「相違点への対応」について説明しました。

 福山氏は小池氏の説明に耳を傾け、「枝野幸男代表に伝え、役員会でも共有したい」と表明しました。

 

2020年3月27日(金)しんぶん赤旗より

 


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