建設関係労働組合首都圏共闘会議と生活関連公共事業推進連絡会議は19日、東京都内で、建設労働者への大幅賃上げと週休2日実現などを求める春闘イエローアクション集会と宣伝を行いました。
(写真)大幅賃上げや週休2日実現を求める建設労働者たち=19日、東京都内
イエローアクションは、東京・丸の内の過酷な建設現場で、労働者が黄色を身につけ抗議したことではじまった運動です。
主催者あいさつで東京土建一般労働組合の松本久人副委員長は、「建設労働者は災害復旧・復興で奮闘している。若い担い手を増やすため、週休2日確保、長時間労働是正、賃金、社会保障整備が必要だ」と強調。設計労務単価が過去最高になったが賃上げはごくわずかであり「抜本改善は春闘の大きな要求だ」と訴えました。
集会アピールでは、建設労働者を直撃している消費税を5%に戻すことも求めました。
連帯あいさつで全建総連の長谷部康幸賃金対策部長は「建設労働者は年収423万円で国の単価に届いていない。現場で声をあげよう」と訴えました。
「台風被害で屋根の応急措置をした。職人は地域に必要だ」(千葉土建)、「ダンプで水害によるごみを回収し運んだ」(建交労)、「週休2日にするため単価の3割増を求めている」(神奈川土建)、「公共事業を大規模プロジェクトから生活関連事業に転換させよう」(生公連)と発言がありました。
国土交通労組から、異常気象や豪雨発生状況、河川管理などの報告がありました。
日本共産党の田村智子副委員長(参院議員)、立憲民主党の末松義規衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員があいさつしました。
2020年2月20日(木)しんぶん赤旗より
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