(写真)「桜を見る会」を追及する法律家の会結成集会=13日、参院議員会館
首相主催「桜を見る会」疑惑で、真相の解明を求める弁護士や法律家が13日、「『桜を見る会』を追及する法律家の会」を結成しました。全国の運動や野党と連携しながら、刑事告発を含めた法的責任の追及を目指します。
短期間の呼びかけにもかかわらず、同日現在で96人の法律家が呼びかけ人となっています。
参院議員会館で開いた結成集会で呼びかけ人の泉澤章弁護士は、疑惑は公職選挙法、政治資金規正法など数々の法律に抵触しており、安倍首相の政治的責任にとどまらないと発言。「法の支配のもとに生きる法律家として、首相の違法行為疑惑を座してみているわけにはいかない」と訴えました。
「桜を見る会」を追及する弁護士の会・宮城共同代表の小野寺義象弁護士は「首相の国会議員としての被選挙権に関わる問題。内閣総理大臣であること自体に問題がある」「犯罪構成要件を示しながら追及していきたい」と語りました。
「『桜』私物化!怒り満開 市民の会」チーフスタッフの毛利正道弁護士は「英知を集め、全国の法律家連名で告発状をつくっていきたい」とのべました。澤藤統一郎弁護士は、1月に首相を背任罪で刑事告発した経緯について話しました。
結成集会には日本共産党の田村智子、山添拓の両参院議員、立憲民主党の黒岩宇洋、池田真紀の両衆院議員、岸真紀子参院議員、国民民主党の奥野総一郎衆院議員、無所属の山井和則衆院議員が参加しました。
2020年2月14日(金)しんぶん赤旗
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