（写真）カジノ誘致問題の野党合同ヒアリングで質問する田村智子参院議員（正面前列右）＝26日、国会内

　カジノを中核とする統合型リゾート（ＩＲ）事業をめぐって、収賄容疑でカジノ担当の内閣府副大臣だった秋元司容疑者（自民党を離党）が逮捕された事件をめぐって、野党は２６日、合同ヒアリングを国会内で開きました。

　野党は、事件を受けて政府が来年１月に発足を予定している「カジノ管理委員会」をはじめ、ＩＲ整備のスケジュールを見直すよう要求。内閣官房の担当者は「予定通り立ち上げて適切な運営をはかっていきたい」などと主張しました。

　野党は、秋元容疑者の収賄容疑は、同氏が内閣府副大臣時にかかわるものであり、カジノ実施法の立法過程にかかわっているとして重ねてスケジュールの見直しを要求しました。

　また、野党は、秋元容疑者の出張や面会記録などを提出するよう要求。内閣官房の担当者は当初、「答えを差し控える」と拒否しましたが、野党の追及を受け、「指摘を踏まえて持ち帰りたい」と述べました。

2019年12月27日(金)しんぶん赤旗より