安倍晋三首相主催の「桜を見る会」疑惑の真相究明を求めて12日、熊本市の辛島公園で、「『桜見る会』をただす! 安倍内閣は直ちに退陣を! 怒りの熊本集会」が開催され、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員(追及本部事務局長代理)が「全国に先駆けて、市民と野党の共闘による集会が開かれることをうれしく思う。ともに安倍政権を倒し、新しい政権をつくるまでがんばりたい」と訴えました。集会は、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、新社会党、くまもと民主連合の各県委員会・県連合のよびかけによるものです。
(写真)怒りの声を上げアーケード街を行進する(前列左から)今泉、岩中、鎌田、田村、中山、矢上の各氏ら=12日、熊本市
冷たい風が吹く中、参加者450人の熱気に包まれ、集会後、「税金の私物化を許さない」「電子データを復元し、名簿を出しなさい」と書かれたカードを掲げてパレードし、抗議の声をあげました。
田村氏は、安倍首相が疑惑の調査を命じないのは、やましいことがあるからだと指摘。「安倍首相のウソをかばうために、官僚がウソを積み重ねる。このままでは日本が壊れてしまう。いつまでも言い逃れをしているのは安倍政権だ」と力を込めました。
立憲民主党の矢上雅義県連代表・衆院議員は「証拠をシュレッダーにかけたというが、市長がやったら証拠隠滅罪で逮捕だ」と批判。国民民主党の中山弘幸県連代表・宇城市議は「力ずくで隠ぺいする国に未来はあるか」と語り、社民党の今泉克己県連代表は「来月からの通常国会でも追及し、退陣に追い込もう」と訴えました。
新社会党の岩中伸司県本部委員長は「安倍首相を絶対に許さないたたかいを積み上げよう」と話し、くまもと民主連合の鎌田聡代表・県議は「桜を見る会で飲食を提供するなら、被災者の炊き出しにまわすとかできないのか」と訴えました。
市民からの発言として元県議の平野みどりさんが、「安倍首相の情けなさは本当に恥ずかしい。一日も早く終わらせないといけない」と語りました。
2019年12月13日(金)しんぶん赤旗より