(写真)安倍事務所が後援会員らを「桜を見る会」に招待したという決定的“証拠”を報じた「しんぶん赤旗」日曜版11月17日号
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」をめぐる疑惑で、首相の事務所が同会への参加を後援会員らに呼び掛けた案内文書の存在を、「しんぶん赤旗」日曜版編集部が確認しました(日曜版17日号で詳報)。安倍首相は日本共産党の田村智子議員から参院予算委員会(8日)で追及され、「招待者の取りまとめなどには関与していない」と述べており、虚偽答弁の疑いも浮上。自民党関係者からは、安倍首相が追い詰められてきたとの危機感も出ています。
日曜版編集部が、「『桜を見る会』のご案内」と題した文書をフェイスブックに掲載した安倍首相の後援会員を取材したところ、今年2月に送られてきたことを認めました。文書の差出人は安倍事務所です。
文面には出席希望者は「安倍事務所または、担当秘書までご連絡ください」とありました。関係者によると、同封の申込書には、後日内閣府から招待状が届く、という記述もあったといいます。
文書には「あべ晋三後援会主催 前日夕食会(会費制)」ともかかれていました。この夕食会と桜を見る会について、田村議員は「総理が後援会や支援者、山口県の関係者を慰労し親睦を深める行事になっているのではないか」と参院予算委で指摘していました。
安倍首相は田村議員の質問に、「取りまとめなどには関与していない」としつつ、招待者について「答えをさしひかえる」と逃げ続けました。しかし、これらの“証拠”は安倍事務所が後援会行事として取りまとめをしていたことを示しています。
自民党の官房長官経験議員の秘書は「『赤旗』日曜版のスクープと田村議員の追及で、安倍首相は窮地に陥っている」と語っています。
2019年11月14日(木)しんぶん赤旗より