共産党の私が、議運理事会では与党側に座ることに…。2019年通常国会は、はじまる前から波乱含みの展開です。
議院運営委員会は、議員数10人以上の会派が「交渉会派」として認められ、理事の人数は、第1会派3人、第2会派2人、その他は1人と定められています。
昨年の民進党の分裂で、参議院は第1会派自民党、第2会派公明党に、野党第1党が第2会派になれないというのは、前代未聞の事態でした。
昨日、国民民主の会派に自由党が入り、立憲民主の会派に社民党が入り、議員数はどちらも27で、今度は、第2会派が野党の2党に。
結果、議運理事会は、与党側4(自民3,公明1)、野党側6(立民2,国民2,維新1,共産1)。
野党側にいすが並びきらないことになります。
また維新の党に希望の党(参議院にはまだ存在していたのです)が加わり、共産党を1人上回ることになって、議運理事会の野党側末席は、維新から私に変更されました。
以上の結果、なんと、私が公明党の席の隣に移ることになるのです。
自民党も「田村さんに、与党側に座ってもらうのは申し訳ないのだが」と苦笑い。私も「与党と野党の間を、あけていすを並べてくださいね」。
近日中に、国民民主から立憲に議員が一人移るとのこと。短期間の与党側席かとは思いますが、なんとも複雑な心境です。
「二大政党」という体制が崩壊して以来、会派の離脱・合流が続いていますが、これも「連立政権時代」に向かう過渡期の表れではないかと感じます。
複雑な政治力学が働く国会、だからこそ、国民のどのような要求に応える政党なのか、政策の確かさが問われています。そして一致する要求・政策での共闘がなければ、自民1強を崩すことも不可能。
波乱含みの通常国会を、確かな政策、大義ある共闘、筋を通した国会運営で頑張り抜きます。