全労連や全日本民医連、新日本婦人の会(新婦人)などでつくる憲法共同センターは9日、集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の「戦争する国づくり」をやめさせようと、札幌市、東京・銀座、前橋市、宇都宮市、徳島市などで「9の日大行動」を行いました。
東京の「憲法9条守れ 安倍政権にレッドカード 銀座デモ」には約500人が参加。ドラム隊のリズムに合わせて「戦争させない 9条壊すな」「安倍政権は今すぐ退場」とコールしながら銀座をデモ行進しました。
東京都杉並区の男性(76)は「集団的自衛権を許さないよう日本中で手をつながなきゃ」と話し、同府中市の女性(70)は「孫や子どもに平和な世の中を手渡したい。これが先に生まれたものの責任です」と語りました。デモを見ていた男性(48)は「声をあげる人たちがいなかったら大変なことになる」。
デモ行進に先立ってあいさつした新婦人の笠井貴美代会長は「暴走する安倍内閣の退陣を求める秋のたたかいの第一弾です。恐れているのは安倍政権で、追いつめているのは私たちです」と力を込めました。
日本弁護士連合会憲法問題対策本部の山岸良太本部長代行、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健さん、日本共産党の田村智子参院議員があいさつしました。
この日は「九条の会」が札幌市、神奈川県小田原市、富山県高岡市、和歌山市、徳島市、福岡市など各地で、午前9時9分に鐘を鳴らす「平和の鐘」行動や宣伝を行いました。
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