活動報告

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独立行政法人・国立大法人・私大など 「無期転換」徹底を 文科省に党国会議員団申し入れ

 日本共産党国会議員団は7日、文部科学省が所管する独立行政法人や国立大学法人、私立大学などで有期雇用労働者が無期雇用に転換されるのを逃れるための雇い止めが起きないよう、労働者に対して権利について周知徹底をおこなうなどの緊急対策を実施するよう申し入れました。

 申し入れたのは(1)各法人などの労働者に対し無期転換権について、あらゆる手段で周知徹底を行う(2)無期転換ルールを避ける目的で、合理的な理由のない雇い止めや、6カ月のクーリング(空白)期間の悪用などの脱法行為が起こらないよう、法の趣旨を徹底する(3)各法人などに実態調査を実施する(4)人件費を確保できるよう必要な予算措置を行う―です。

(写真)丹羽文科副大臣(右から3人目)に申し入れする(右へ)畑野、吉良、(左端から)塩川、高橋、田村の各議員=7日、文科省内

 

 

 

 

田村智子副委員長が丹羽秀樹文科副大臣に申し入れ書を手渡しました。高橋千鶴子衆院議員は、「4月を前に、大変な規模の雇い止めが懸念される。所管官庁からの指導が必要だ。転換権は申し入れれば発生するが、知らない人もいる」と強調しました。

 田村氏は、理化学研究所の雇い止めについて、「人件費に組み入れることを嫌がっている。文科省の責任で予算確保を」と要求しました。

 吉良よし子参院議員は「私立高校でも有期雇用教員204人の雇い止めが起きている」と指摘し、畑野君枝衆院議員は「文科省からも私学に法の趣旨を示してほしい」と語りました。塩川鉄也衆院議員は、大学側への周知徹底をするよう求めました。

 丹羽副大臣は、「引き続き周知できるようにがんばりたい」と話しました。

2018年2月8日(木)しんぶん赤旗より


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