活動報告

活動報告
9条改憲発議許さぬ 3000万署名で世論を 全国で行動

 

 憲法9条改悪の阻止、森友・加計疑惑の徹底追及、安倍政権の退陣を求める行動が19日、全国で取り組まれました。国会で安倍晋三首相がたったの15分で済ませた空疎な所信表明に参加者は怒りの声をあげ、「国会軽視の政権倒そう」「改憲の発議を阻止しよう」と決意を固めました。


写真

(写真)「9条変えるな、憲法守れ」とコールする集会参加者=19日、衆院第2議員会館前

 東京では、総がかり行動実行委員会と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が国会前集会を行いました。冷たい風が吹くなか、2300人(主催者発表)が参加。

 主催者あいさつで憲法共同センターの米山淳子さんは、森友・加計疑惑に口をつぐむ一方で、9条改憲に突き進む安倍政権を批判し、9条改憲反対統一署名(3000万署名)を必ず成功させ、「国民世論をつくって、改憲発議をとめよう」と呼びかけました。

 日本共産党、立憲民主党、民進党、社民党、自由党の国会議員があいさつしました。日本共産党からは田村智子副委員長・参院議員、畑野君枝衆院議員が参加しました。田村氏は「安倍政権の疑惑隠しや暴走、憲法無視の強権を許さないという市民と野党の共同を安倍政権は最も恐れている」と強調。疑惑の徹底追及、社会保障の全面切り捨て反対、沖縄基地建設強行を許さないたたかいとともに、3000万署名の成功に力を尽くすと表明。「国民の世論で政権を追い詰めよう」と呼びかけました。

 「憲法9条こそが日本の安全保障」と書いたカードを首から下げた東京都足立区の男性(71)は「安倍首相は、総選挙で民進党などの混乱に乗じて、結果的に多数の議席を獲得しただけ。民主主義も憲法も理解できない人に憲法を変える資格はない」と語気を強めました。

 裁判所に勤務していた千葉県市川市の男性(72)は「安倍首相は“謙虚に誠実に説明する”と言いながら森友・加計疑惑について説明していない。その言葉の軽さに怒りを覚えます。憲法改悪反対を若い世代にも幅広く訴えていきたい」と語りました。

2017年11月20日(月) しんぶん赤旗


 |