活動報告

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加計出席速記録を「廃棄」 特区WG 政権の隠ぺい体質鮮明 田村智氏に説明

愛媛県と今治市が獣医学部新設を説明した国家戦略特区ワーキンググループに、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の関係者が同席しながら議事要旨から削除されていた問題で8日、日本共産党の田村智子副委員長(参院議員)に内閣府は、議事要旨の元になる会議の速記録を「廃棄した」と説明しました。森友学園と財務省との交渉記録や、防衛省の南スーダンPKO日報に続いて、安倍晋三政権の隠ぺい体質があらためて問われる事態になりました。

 加計学園関係者が出席したワーキンググループは、2015年6月5日に開催されました。内閣府は田村氏に、「議事要旨と議事録の作成目的を達成した今年3月6日の段階で速記録を廃棄した」と説明。会議の録音データについても同様に廃棄したとしています。

 速記録などの廃棄は、審議会の「議事の記録」を10年間保存するよう定めた内閣府の行政文書管理規則に違反する疑いがあります。

 現在公表されているのは議事要旨のみ。議事録は4年後に公表する予定です。内閣府によると、議事要旨も議事録もほぼ同じもので、両方ともに加計学園関係者の氏名や発言はいっさい載っていません。会議の速記録や録音データを廃棄すると、ワーキンググループで加計学園側が説明した内容を確認することが困難になります。

2017年8月9日(水) しんぶん赤旗


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