日本弁護士連合会は14日、学習会「カジノ解禁について考える」を国会内で開き、市民、法曹関係者ら130人が参加しました。
日弁連の岩渕健彦副会長は「この間のカジノ法案の審議、内容、『実施法』の問題点をつかみ今後の反対運動につなげていきたい」とあいさつしました。
静岡大学の鳥畑与一教授が、カジノ解禁推進法案の国会審議を通じて明らかになったカジノの問題点について報告しました。
各界からの報告では「カジノ賭博設置に組織をあげて絶対反対していく」(退職者連合の菅井義夫さん)、「若者のギャンブル依存症を防ぐ」(日本消費者協会の唯根妙子さん)、「人の不幸を踏み台に経済成長を考える政治家を監視していく」(全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の宇都宮健児弁護士)、「みなさんのお力で絶対阻止を」(作家の若宮健さん)と決意をこめた発言が相次ぎました。
日弁連多重債務問題検討ワーキンググループ座長の新里宏二弁護士は「日本にカジノはいらないということを皆さんで確認できた。運動を広げていこう」と呼びかけました。
日本共産党、民進党、沖縄の風から国会議員15人があいさつ。日本共産党の大門実紀史参院議員は「『実施法』制定を許さないたたかい、地域から実践的にカジノをつぶすたたかいの両面で力を尽くします」とあいさつしました。
◇学習会であいさつした国会議員
日本共産党=池内さおり、島津幸広、清水忠史、畑野君枝各衆院議員、大門実紀史、武田良介、田村智子各参院議員
民進党=郡和子、階猛、田嶋要、初鹿明博各衆院議員、大島九州男、神本美恵子、白眞勲各参院議員
沖縄の風=糸数慶子参院議員
2017年2月15日(水)しんぶん赤旗
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