日本共産党の志位和夫委員長は13日、「安保関連法に反対するママの会@東京」と東京都文京区内のカフェで懇談しました。田村智子参院議員・比例予定候補と山添拓選挙区予定候補も同席しました。
ママの会から10人が参加。キッズスペースで遊ぶ子どもたちの明るい声が響く店内で、コーヒーを飲みながらの懇談となりました。
志位氏は、戦争法が強行された現在、戦後初めて自衛隊が海外の戦争で「殺し、殺される」危険と、立憲主義と法の支配が破壊され独裁政治が始まるという危険があると指摘。「戦争法を廃止して立憲主義、民主主義を取り戻すことは待ったなしの課題です。安倍政治は国家の暴走で個人の尊厳を踏みつぶす政治であり、これを倒すことは個人の尊厳を守ることにつながります」と熱く語りました。
練馬区の女性(53)は、戦争法廃止の「国民連合政府」提案について「聞いたときは大喝采でした。野党共闘を絶対にあきらめないでください」と話しました。
志位氏は「戦争法はそのままにしておくことはできません。どんなことがあってもあきらめません」と強調。熊本県で参院選の野党統一候補擁立を市民団体が呼びかけている動きにふれ「困難もありますが、地方からこうした動きをつくることが大切」と述べました。
「国民連合政府」実現の展望について議論となり、志位氏は「ぜひ、安保法制(戦争法)廃止の世論を草の根からつくりましょう。2000万署名を日本中に広げ、大きな流れをつくりましょう」と訴えました。
「ママの会@神奈川」から参加した女性(46)=横浜市戸塚区=は「私たちも2000万署名を“可視化”して、いろんなところで集め、熱を発したい」と話しました。
志位氏らとママの会のメンバーらは、今後も協力し、情報交換することを確認しました。
2015年12月15日(火) 赤旗