終戦から70年となった15日、日本共産党と日本民主青年同盟は東京・新宿駅東口で街頭演説を行いました。弁士は、前日に安倍晋三首相が発表した「戦後70年談話」を批判し、戦争法案廃案への決意を表明しました。
田村智子参院議員は、首相談話について「『侵略』や『おわび』などの言葉は入れたが、自分自身の見解として示すことは断固拒否した」と指摘し、一方で血道を上げているのが戦争法案だと強調しました。すでに自衛隊内部で戦争法成立を前提にした計画が立てられ、先に沖縄沖で墜落した米軍ヘリに自衛隊員が搭乗するなど共同訓練も進んでいることを告発し、「戦争法案廃案へ力を合わせましょう」と呼びかけました。
白石たみお都議は、「武力で紛争は解決しない。あらゆる紛争やもめごとは対話と外交によって解決しなければならない」と力説。民青同盟の林竜二郎副委員長は、高校生を含む青年たちの戦争法案反対デモが全国で広がっているとし、「この夏を平和を選び取る夏とするよう力を合わせたい」と述べました。
猛暑の中、立ち止まって耳を傾けた30代の男性会社員は、「首相が過去の戦争を反省しないのは、また自衛隊を海外に出したいからだと思う。非常に危うい感じがする」と語りました。
2015年8月16日(日) 赤旗
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