学生たちの声が国会を取り囲んだ――その一人は我が家にも
我が家の大学2年生、夏休みになって、朝も遅めの起床。ある日の朝、起きてきた息子に「昨日、国会にいた?」といきなり聞かれ何のことかと思ったら、戦争法案反対の学生たちの行動に参加し、初めて国会請願デモに加わったとのこと。
「新国立競技場の問題で、その時間、聞き取り調査に出かけてた。探した?」
「探した。吉良さんも、池内さんもいたよ」(吉良よしこ参院議員、池内さおり衆院議員のことですね)
そういえば、うちの子どもたち、私が国会で議員として行動するところを見たことなかったな。候補者として演説するところには、何度もつきあわされたのに。(息子が初めて私の街頭演説を見たのは、2歳半の時。私が初めて参議院比例代表の候補者となって、自宅の近隣でマイクを握っていたら、たまたま夫が自転車で通りかかり、チャイルドシートで不思議そうな顔をしていました。)
「次の国会行動はいつ?」「来週もやるから。それにしても、あんなに暑いと思わなかった」
猛暑のなかでの国会行動、体力それ以上に気力がなければ、これほど長く続くはずがありません。若者たちの、国民の本気度が満ち満ちています。次は、息子とも国会でエールの交換をしたい、そして、戦争法案廃案の日に、家族でも祝杯をあげたいです。
高校生も戦争法案に反対の渋谷パレード
あの猛暑の中、制服姿で若者たちが集まる、なんだかすごい時代に生きていることを日々、実感しています。
国会前での若者たちと学者たちのスピーチ、そして全国各地の戦争法案反対の行動の記録を本にしたら、そのタイトルは、「実録 日本を変えた・・日間」とか。戦争法案を廃案にして、記録集を出そう!
ところで我が家の高校1年生は、戦争法案のこともまだ実感がわかない若者の一人。ここは押し付けず、本人の内心の変化や成長を見守ることに。
目下、娘の関心は、この夏にアルバイトを始めること。先週末は、衣服の袋詰め作業の募集を見て、面接に出かけて行きました。
「なんか、募集していることと違った。派遣登録の説明だった。それに紹介で送られてくるのは、横浜とかで電車賃高くてダメだよ」
うーむ、登録派遣の募集や面接、一体どうなってるんだ? 娘の経験から、実態把握しないと。
「コンビニとかパン屋とか、ファーストフードのアルバイト、近所でも募集してるよ」と私。
人と話すの苦手、マニュアルとかあるところだと覚えられるか不安、私メンタル弱いから厳しく怒られたら行かれなくなりそう…と娘の弁。
メンタル弱かったかな?いやいや、まだ高校生だもの。私の初めてのアルバイトは、大学生になってからだもの。
何にしろ、行動を起こすのには勇気がいる。
このまま夏休みが終わらないように、とにかく行動しよう。