「裏金候補に2000万円」―本紙特報が総選挙(27日投票)までわずかとなったなか、自民党に大激震を与えています。「自民党はもうダメだ」「国民をなめている」、街頭宣伝では国民からこんな声が寄せられ、「赤旗」宣伝紙が飛ぶようになくなるなど街の雰囲気が一変。「日本共産党の躍進で腐敗した自民党に審判を」と、日本共産党は24日、党幹部、比例・小選挙区候補が全力で訴えました。同時に「どこに投票するか迷っている」という人も多数。党支部、後援会は「折り入って作戦」で「日本共産党への支持を広げて」と訴え、サポーターも全国で活動に全力をあげました。
田村智子委員長は松山、徳島の両市で、衆院比例四国ブロック(定数6)の白川よう子候補(新)とともにマイクを握り、「四国での1議席が必ず政治を変える力になる。21年ぶりの議席奪還を勝ち取らせてください」と多くの有権者に呼び掛けました。
松山市で田村氏は、白川候補が8年間四国を駆け巡り、「インボイス制度反対や紙の健康保険証の存続、学校給食無償化など、市民の運動とともに歩んできた」と紹介。「比例は日本共産党を広げに広げ、必ず白川候補を国会へと押し上げてください」と訴えました。
演説で田村氏は、自民党の裏金事件を暴いたのが「しんぶん赤旗」だと強調した上で、23日付本紙報道の、非公認候補が支部長を務める自民党支部にも政党助成金2000万円が振り込まれていた問題に言及。自民党と石破茂首相が、言い訳に躍起になっていると指摘し、日本共産党こそ自民党を追い詰める力だと訴えました。
さらに「日本共産党がスクープを連発できるのはなぜか」と述べ、企業・団体献金を受け取らず、全面禁止を求めてきたから「自民党の政治資金パーティーの闇に切り込むことができた」「政党助成金を1円も受け取らないからこそ、これがいかに政党を腐らせるかと、この闇に切り込むこともできる」と力説すると、聴衆から大きな拍手が起きました。
2024年10月25日(金) しんぶん赤旗