活動報告

活動報告
核抑止でなく平和外交こそ/政治の中身を大きく変える/田村委員長が訴え/広島で演説会

 日本共産党の田村智子委員長を迎えた街頭演説会が11日夕、広島市で行われました。田村氏は、裏金事件だけでなく「自民党政治の全体が行き詰まっている。政治の中身を大きく変える時代が始まった」と述べ、暮らしと経済、平和外交、ジェンダー平等を柱に改革の展望を語り、総選挙での躍進を訴えました。衆院選比例中国ブロックの大平よしのぶ(元衆院議員)、垣内京美両候補、中原つよし同広島1区候補もマイクを握りました。

 田村氏は冒頭、自身の原点が広島にあると語り、「核兵器禁止条約に参加し、核兵器を持つすべての国に廃絶を働きかける日本へと必ず変える」と決意表明しました。

 田村氏は平和外交について、広島市平和記念式典での「平和宣言」が軍事対軍事を批判し、「疑心暗鬼を消し去るために(中略)『安心の輪』を国境を越えて広げよう」と市民に呼びかけていることに触れ、党の「東アジア平和構築提言」の立場と響き合っていると述べました。「今、被爆国の日本が他国を核兵器で脅すのかということまで問われている。戦争国家づくりに正面から立ち向かう共産党を伸ばして、平和の声を国会に届けてほしい」と力を込めました。

 最後に田村氏は、「共産党という名前が輝く時代にしたい」と未来社会への展望を語りました。その上で、「今、資本主義の矛盾を感じながら、次の時代への希望が見えない。私たちは、未来社会への希望も取り戻したい。搾取されている自由な時間を取り戻す。今も人間の自由を求める、それが共産党だ」と訴えました。

 大平候補は、岸田文雄首相が核兵器禁止条約に背を向け、核抑止の立場を公言したと告発。「唯一の被爆国として、核兵器禁止条約に賛同する。被爆者の尊厳と健康を断固として守り抜く。被爆者の怒り、苦しみ、願いを国会で代弁させてください」と訴えました。


2024年9月12日(木) しんぶん赤旗

 

 


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