活動報告

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裏金議員温存の総裁選/古い政治・体質継続/田村委員長「信頼回復せず」

 日本共産党の田村智子委員長は5日、国会内で記者会見し、自民党の総裁選について、「裏金議員の温存、古い政治、古い体質の継続の総裁選になっている」と批判しました。

 田村氏は、岸田文雄首相が辞任表明会見で自身の辞任が「信頼回復の第一歩」と述べたことを挙げ、「総裁選で第二歩が問われているが、信頼回復の第二歩に全くなっていない」と強調しました。

 田村氏は、総裁選で裏金問題の真相解明を誰も語っていないと批判。新たに明らかになった麻生派による裏金づくりについて、「しんぶん赤旗」日曜版が昨年から疑惑を報道し、共産党が通常国会で追及してきたのに、岸田首相は何の調査も行わず、自民党として麻生派の裏金疑惑を隠したと指摘し、「新たに明らかになった問題も含めて裏金事件の真相解明をどう進めるのかは最も問われなければならないが、誰も語っていない」と批判しました。

 また、総選挙で裏金議員を公認するかについても「裏金議員からの支持を得なければ総裁になれないため、公認するのかどうかも言えない状態になっている」と指摘しました。

 さらに、政治資金パーティー券を今後も企業に売りさばくのかが問われていると指摘。「私たちは企業・団体献金の抜け道として政治資金パーティーが使われているため、この抜け道をふさぐことこそが政治とカネの問題を大本からただすことになると提起してきた」と強調。ところが、総裁選の候補者は誰も政治資金パーティーに言及していないとして、「総裁選自体が裏金議員を免罪する〝裏金ロンダリング〟の選挙になってしまっている」と批判しました。

 その上で、「私たちもただ見ているわけにはいかない。総裁選が行われている中でも、自民党に対し、この問題を問うていきたい」と語りました。


2024年9月6日(金) しんぶん赤旗

 

 


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