日本共産党の田村智子委員長は18日、東京都内で記者会見し、米バイデン政権が未臨界核実験を行ったことについて問われ「核兵器のない世界を目指す方向に逆行し、核の脅威を強めるものであり、断固抗議する」と表明しました。
田村氏は、核実験の計画が持ち上がってから、日本の被爆者が実験の中止を米国に直接要請していたと指摘。「この声をどう受け止めたのか。声を踏みにじる行為だと言わざるを得ない」と批判しました。
核兵器禁止条約の締約国会議では、「核の抑止力」の立場ではいつまでたっても核兵器は廃絶されず、いつ核兵器が使われるかという核の脅威のもとに人類が置かれ続けるという議論がされてきたと強調。核兵器禁止条約という「世界の本流」に向かって国際社会が動くよう努力したいと述べ、「被爆国として日本政府もアメリカに抗議の声を上げるべきだ」と主張しました。
2024年5月19日(日) しんぶん赤旗
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