年末年始は毎年、帰省や旅行でJRの切符売り場「みどりの窓口」が混雑します。なかでも今年の年末は、例年と比べて混雑の規模が大きくなることが予想されます。主要な原因は、JR各社が「みどりの窓口」を大幅に削減していることです。
(日本共産党国民運動委員会・髙瀨康正)
日本共産党の田村智子参院議員に国土交通省が提出した資料によると、2020年3月31日~23年11月30日までの間に、全国のJR6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)が廃止したみどりの窓口は、446駅451カ所に上ります。(表)
なかでも東日本は20年3月末で490カ所あったものを半数以上廃止。西日本も364カ所だったのが55%減少しています。全国的には、1354カ所が903カ所と、33%超減らされています。
JR各社がみどりの窓口の職員削減をすすめたため、大幅に窓口が減り、そのために利用者にしわ寄せが及んでいる形です。
今月3日の日曜日には、JR池袋駅のみどりの窓口では、三重四重と長蛇の列で外にあふれだす様子がみられました。午後3時に列の最後尾に並んだところ、切符を手にしたのは午後4時10分。実に1時間10分立ちっぱなしでした。
2023年12月16日(土) しんぶん赤旗
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