日本共産党富山県委員会は１９日、田村智子副委員長を招いた演説会を富山市で行いました。来たる総選挙へ向けて、衆院北陸信越の藤野やすふみ比例候補と県内の小選挙区予定候補がそろって登壇。「共産党の支持を広げに広げ、富山から政治を変えよう」と訴えました。

　演説会は、「ガザ攻撃をどう終わらせる？」「物価高騰で生活が苦しい」など事前に寄せられた質問に、田村氏が「経済再生プラン」など共産党の政策や立場を紹介しながら進めました。

　富山は、共働き世帯の割合が全国トップレベルに高い県です。「それなのに、管理職などには女性がほとんど登用されていません。なぜか」という質問が出されました。

　田村氏は、女性を安上がりな労働力として利用する経済界と、男性優位の「家制度」に固執する勢力を自民党政治が応援してきたと述べ、女性たちはたたかって社会を変えてきたと強調。「みんなが自分を大切にして、自分の力を発揮できるジェンダー平等社会へ、一緒に変えていきましょう」と呼びかけました。

　結びに田村氏は、「どの分野でも自民党政治が国民の願いをつぶしている。日本共産党は願いに応える政策をもち、共闘で政治を変えようと頑張り抜いてきた。総選挙に勝って政治を変える党の力が、どうしても必要。どうか共産党の仲間になっていただきたい」と力を込めました。

　藤野氏は、原発推進の自民党政治を厳しく批判し、「北陸信越で共産党の議席を必ず奪還する」と決意を述べました。

　富山県で共産党は、三つの衆院小選挙区全てに候補者を擁立してたたかいます。立候補を予定している、青山りょうすけ（１区）、泉野和之（２区）、坂本ひろし（３区）の各氏があいさつしました。

2023年11月20日(月) しんぶん赤旗