日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は9日、JR山形駅前で街頭演説に立ちました。定数が13から12に削減される衆院比例東北ブロックで高橋千鶴子議員の議席を絶対に確保し、全国の比例で共産党の躍進を、と訴えました。
「こんな国会でいいのか」と切り出した田村氏は、アメリカの要望で軍事費2倍、敵基地攻撃へと突き進む岸田政権を与党と維新・国民両党が応援していることを厳しく批判。〝日中関係を前向きに打開する外交、分断・対立ではなく東アジア全体の平和の枠組みを〟など平和の対案を語り、アメリカ言いなりから「まともな外交ができる国にしよう」と呼びかけました。
また、「大企業の内部留保を中小企業や働く人へと流していく賃上げ政策、農業への思い切った支援、教育費負担の軽減、年金の増額、消費税減税とインボイス中止などをまとめておこなってこそ経済も暮らしも希望が見える。財界の利益最優先からの転換を」と訴えました。
「東北の議席を必ず守る」と決意表明した高橋議員は、閉会中審査となった5日の国会質問でマイナンバーカードの早期導入による混乱について「政府が個人情報の漏えいだと認めた。保険証を廃止する必要はない」と力説。関係者との約束を破る福島第1原発の汚染水海洋放出は認められないと述べました。
山田まもる山形3区候補は、非正規から正規雇用へ、格差是正・最賃時給の1500円実現、後継者のできる家族農業の支援などを訴えました。
2023年7月11日(火) しんぶん赤旗
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