日本共産党の田村智子副委員長は25日、山形県入りし、肌寒さの残る山形市と鶴岡市で街頭演説に立ち、県議選の山形市区(定数9)で渡辺ゆり子氏の議席を引き継ぐ石川渉候補の必勝と、鶴岡市区(定数5)で関とおる県議の議席を守り、複数議席確保を訴えました。
田村氏は、地域の経済と産業を元気にするには、最低賃金の格差をなくすことと、農業を基幹産業として国に位置づけさせることだと県議団が論戦し、全国で唯一、最賃引き上げと地方間格差の縮小を吉村美栄子県知事が国に要望したことを紹介。「共産党の議席を確保して、暮らしを守るために国にものいう議会を」と力説しました。
また大軍拡へ突き進む岸田政権と正面から対決する国会論戦を示し、市民と野党の共闘を再構築するために、共産党を大きくしてほしい、県議選で両候補を勝利させようと熱く呼びかけました。
石川氏は「電気料金大幅値上げで暖房を止めた」「10年後に山形の農業は無くなる」という県民の声に、暮らしと持続可能な農業を守る県政の役割は大きいと強調。関氏は、県独自の医療機関や保育士等への支援、保健師の増員が実現したこと、元県議会議長の政務活動費の不正受給に対し、党県議団が唯一刑事告発し有罪になったことなどを紹介し、3選への決意を表明しました。
2023年3月26日(日) しんぶん赤旗
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