来春の統一地方選で栃木県での日本共産党躍進と野村せつ子県議再選に向けて、田村智子副委員長・参院議員は26日、宇都宮市のJR宇都宮駅西口で街頭演説を行いました。
野村県議は、特別支援学校の寄宿舎廃止問題で「保護者が立ち上がり2万人近い署名を集めて運動している。障害児の自立につながる寄宿舎が老朽化しているというなら、廃止でなく建て替えるべきだ」と訴えました。
田村氏は「栃木県は財政力が10位でありながら民生費は全国最下位クラス。暮らしに冷たい県政を変えよう」と力を込めました。県議会で共産党の議席は1人でも、県民の要求と結びつき、県民の願いを県政に届ける掛け替えのない力を発揮していると話し、野村県議を再び県議会に送ってほしいと呼びかけました。
国政では、物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案を示した上で、岸田政権の軍事国家づくりを許さない一点での共同を、と呼びかけました。
「反撃能力=敵基地攻撃能力」にとどまらず、戦争を継続する能力、武器輸出で国内武器産業を強くする、港湾も空港も、科学技術研究も軍事目的へと動員するなど、「有識者会議」報告書を厳しく批判。日本共産党の野党外交も紹介し、東アジアに話し合いを継続し、絶対に戦争にしないメカニズムをつくる、それこそが外交だと強調しました。
演説を聞いた男性は「敵基地攻撃能力を持とうなど、わざわざ戦争に引き込む状況をつくるもの。子どもたちのためにも世の中を変えたい」と話しました。
2022年11月27日(日) しんぶん赤旗
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