治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟は6、7の両日、静岡県熱海市で第31回全国女性交流集会を3年ぶりに開催し、約100人が参加しました。
日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が「女性の権利・ジェンダー平等、時代を拓(ひら)く不屈のたたかい」をテーマに記念講演。戦前の困難な時代に女性の権利獲得に向けて不屈にたたかった治安維持法犠牲者の実体験を交えた話に参加者からは「戦前の女性の不屈のたたかいをもっと学びたい」「とても良かった。スカッとした」などの感想が寄せられました。
集会では、吉田万三中央本部会長は、「世界は大きく変わっている。独立国が増え、核兵器禁止条約がつくられました。日本は侵略戦争に反省しない世界でも遅れた国になっています。『戦争する国づくり』をすすめる政府に対し侵略戦争に反対してたたかった治安維持法犠牲者に謝罪と賠償を求める同盟の役割はますます重要」と指摘しました。
田中幹夫事務局長は、岸田文雄政権の国民無視の悪政とのたたかいと結んで、映画「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯」の製作・上映運動は10月末現在、350会場6万人が鑑賞したと紹介。会員拡大では7県が目標達成したとし、2万人同盟の早期達成を呼びかけました。
大石喜美惠女性部長は「同盟に女性部がなぜ必要」かを解明した『治安維持法と現代』誌を学び、全県・支部に女性部づくりを呼びかけました。
2022年11月9日(水) しんぶん赤旗
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