新型コロナ対策について議論する政府・与野党連絡協議会が22日、国会内で開かれ、日本共産党の田村智子政策委員長は、政府に現在の感染状況と対策について発信を強め、野党の要求を踏まえた補正予算を編成するよう求めました。
田村氏は、現在の感染状況について、政府から国民に説明されていないと指摘。子どもの感染が広がるもとでの対処が、保育園、幼稚園、学校の現場任せにされている状況があるとして、「どういう場合に休園にするか、代替保育をどうするのか。まとまったガイドラインや支援策を示す必要がある」と指摘しました。木原誠二官房副長官は「政府として、発信すべきは発信する」と述べました。
また田村氏は、コロナ危機に物価高・原材料高が加わり、生活・営業に複合的な困難が襲っているとして、「補正予算は予備費の積み増しではなく、必要な対策の項目を示した予算を国会に提出すべきだ」と強調。「そうしなければ、国会が閉会して参院選になれば、政府・与党が勝手な使い方をしかねない。まともな補正予算の提出が必要だ」と重ねて求めました。
2022年4月23日(土) しんぶん赤旗
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