告示が目前に迫った京都市長選(19日告示、2月2日投票)で、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が10日、京都市内4カ所を駆け回り、「つなぐ京都2020」から立候補する弁護士、福山和人氏(58)=無・新、日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持=の勝利を呼びかけました。
桂駅西口(西京区)では歩道橋に人垣ができるなど、どこでも注目を集めました。
田村氏は、福山氏の「くらし応援すぐやるパッケージ」に対し、現職候補が「200億円かかる」「絵に描いた餅」と述べたことに触れ「切実な願いを切り捨て、200億円の根拠も示せなかった。『できない』と言って希望を奪う政治は安倍政権と全く同じだ」と批判。「桜を見る会」をめぐる安倍政権のゆがみを告発し、「京都市長選の勝利で、まっとうで真っ正直な政治を取り戻そう」と強調しました。
福山氏は、子育てや若者、高齢者支援の「すぐやる」施策が市予算の1%未満の70億円でできることを示し「政治が本気になればできることはたくさんある。ないのはお金ではなく、やる気だ」と力を込めました。
演説を聞いた女性(70)は「公営住宅にエレベーターがなく、お風呂場も長年改善されない。もっと住みやすくしてほしい。市民の立場で、貧困に立ち向かう福山さんに期待したい」と語りました。
小学3年の息子を持つシングルマザーの母親は、初めて選挙ボランティアに参加。「息子を大学までやる学費が払える気がしないので、給付制奨学金はぜひ実現してほしい。市予算の1%未満でこんなにできるなんて驚いた」と話しました。
2020年1月12日(日)しんぶん赤旗より
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