安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化疑惑に長野県上伊那地域から怒りを示そうと29日、伊那市で市民集会が開かれ、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が駆け付けました。市民の平和とくらしを守る「オール上伊那」協働会議の主催で、約250人が「桜と一緒に安倍政権を散らそう」などと声を上げました。
「桜を見る会」の追及本部事務局長代理を務める田村氏が、疑惑の問題点について基調報告しました。
田村氏は「公的行事に支援者を多数招待して買収」「悪徳商法を行うジャパンライフ会長を『総理枠』で招待」など、自身への疑惑を国会で一切説明しない安倍首相を批判。「政府は『桜を見る会』に不適切な問題があったと認めるのに、資料も提出しない。政治の私物化、民主主義が壊されている」と述べ、「通常国会で首相を追い詰め、安倍政権を打倒しよう」と呼びかけました。
立憲民主党県第5区総支部長の曽我逸郎氏、社会民主党の中川博司県議、伊那谷市民連合の坂本紀子氏、共産党の三澤好夫・上伊那地区委員長があいさつ。各氏は「お友達を優遇する安倍政権の問題を語り広げ、政治を変えよう」(曽我氏)などと訴えました。
11組の参加者が、リレートーク。箕輪町の男性は「『桜を見る会』の私物化でなく、子どもたちのために税金を使う政治に変えたい」と語りました。
立憲民主党の杉尾秀哉、国民民主党の羽田雄一郎の両参院議員からの連帯のメッセージが紹介されました。
2019年12月30日(月)しんぶん赤旗より
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