日本共産党と立憲民主党、国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党の、野党書記局長・幹事長は28日、国会内で会談を開きました。安倍晋三首相主催「桜を見る会」への反社会的勢力などの出席は「到底看過できるものではない」とし、政府提出資料にある招待状の区分番号「60」が「総理枠」と認めることが審議の前提だと政府・与党に迫ることで一致しました。
(写真)野党書記局長・幹事長会談。左から5人目は小池晃書記局長。右端は穀田恵二国対委員長=28日、国会内
野党は、政府・与党に対し、「桜を見る会」への反社会勢力の出席やジャパンライフ会長を招待した経緯と誰の推薦枠だったのかを速やかに明らかにせよと要求しました。
区分番号は内閣府が、日本共産党の田村智子参院議員に提出した、招待状の封入・発送を外部委託した際の「仕様書」(15、16年分)に記載されており、「60~63」は「総理・長官等の推薦者」と明記されています。
日本共産党の小池晃書記局長は会談後の記者会見で、区分番号「60」について、「政府の資料に示されているものであり、総理の『推薦枠』であることは明白な事実ではないか」と指摘。「政府がそれを認めることが審議の前提だ」と述べました。
野党は、安倍首相出席の衆参予算委員会の集中審議の開催と会計検査院の調査要求の議決と招待者名簿の電子データの復元と速やかな国会への提出も求めました。
与党側はこの要求に対し、区分番号「60」枠に言及することを一切拒否しました。
野党側は、政府自ら出した資料を認めないなど、こんな理不尽なことはないと厳しく抗議しました。
2019年11月29日(金)しんぶん赤旗より
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