英語に民間試験を導入するなど新しい大学入試改革の延期や中止を求める抗議が13日、文部科学省前で行われました。高校生や教員がスピーチし、「公平・公正な入試制度になっていない」と訴え。「入試改革いますぐ中止」とコールしました。
抗議を呼びかけた東京都世田谷区に住む元教員の田中真美さん(52)は、全国高等学校長協会も現場の不安が大きいとして延期を求めていると指摘。課題山積にもかかわらず強行すれば、「公平・公正さが失われてしまいます」と述べ、中止を求めました。
東京都内の2年生の男子高校生がスピーチ。試験の申し込みが来週に迫っているのにもかかわらず、自分たちが受けるテストがどのようなものになるかも分からないと述べ、「まずは延期してほしい。そして、当事者を交えてきちんとした入試制度をつくってください」と訴えました。
あいさつした日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は、入試ほど機会均等や公正さが求められるものはないと指摘し、「そうした課題が何ひとつ解決してないまま実施すれば、教育行政の土台が崩れます。中止を求めてご一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
2019年9月14日(土)しんぶん赤旗より
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