活動報告

活動報告
第89回中央メーデー 多彩な行動 各地で文化行事

いのち・権利を合唱 「安倍やめろ」と熱唱

(写真)文化行事で歌ううたごえの人たち

 

 

 

 

 


ラップで盛り上げるATSさん

 

 

 中央メーデーの式典に先立つ文化行事では今年70年を迎えた東京のうたごえの仲間が壇上いっぱいに並び、アメリカのLGBT(性的少数者)権利獲得運動で歌い継がれる「いのちをうたおう」などを合唱。ラッパーのATSさんはラップ調の「がんばろう」を熱唱し、参加者と一緒に「安倍はやめろ」とコールしました。

 

野党連合政権の扉を 大阪


(写真)デモ行進するメーデー参加者。先頭は(左から)川辺議長、辰巳参院議員、山下副委員長ら=1日、大阪市北区

 

 

 

 第89回大阪メーデーが大阪市北区の扇町公園で開かれ、「8時間働けば普通に暮らせる社会を」「改憲より、社会保障を」「森友疑惑の真相解明」などの横断幕、プラカードが並ぶ会場に4500人が参加しました。

 川辺和宏実行委員長(大阪労連議長)は、森友・加計疑惑、防衛省の日報隠し、裁量労働制のデータ捏造(ねつぞう)、財務省の一連の不祥事など、安倍政権の責任が鋭く問われていると指摘し、安倍政権と悪政推進の維新政治を批判。「憲法の危機の下で、大阪の労働者、民主勢力が総決起し、大阪を変え、日本を変える大きな流れをつくりだそう」と呼びかけました。

 日本共産党の柳利昭府委員長、辰巳孝太郎参院議員、瀬戸一正大阪市議団長とともに登壇した山下よしき副委員長・参院議員は「市民と野党の共闘をさらに発展させ、安倍政権を総辞職に追い込み、来年の参院選で自公と補完勢力の維新を少数にして、総選挙で野党連合政権をつくる扉を開きましょう」と訴えました。

 

2年ぶりの統一開催 新潟


(写真)労組と野党の共同で「働き方改革」法案阻止を誓ったメーデー集会=1日、新潟市

 

 

 

 

 新潟市では、連合加盟一部組合の「元祖5・1メーデー実行委員会」と、新潟県労連中心の第89回メーデー県中央集会実行委員会が、2年ぶりに統一メーデー(総がかりメーデー)を開き、1400人が参加しました。

 「安倍9条改憲阻止、『働き方』改革やめよ、原発ゼロ・憲法が生きる県政を」のスローガンを掲げ、日本共産党の藤野保史衆院議員、自由党の森ゆうこ参院議員、無所属の黒岩宇洋衆院議員(代理)、社民党、新社会党、緑・にいがたの代表が連帯あいさつしました。

 全港湾新潟支部委員長代行の長谷川貢氏が主催者あいさつ。「安倍政権の下で、くらしも9条も壊される事態。政治を変えてくらしを守ろう」と訴えました。県労連の佐藤一弥議長は「すべての職場から安倍政権を倒す運動を飛躍させよう。知事選で県民の願いにこたえる候補を勝利させよう」と強調しました。

 森議員は「安倍政権は改ざん、捏造(ねつぞう)、隠蔽(いんぺい)のオンパレード。もう許されない。安倍政権を倒そう」と力強く訴えました。

 藤野議員は「今も過労自殺に追い込まれる深刻な事態が続いている。安倍『働き方改革』を許さず、市民と野党の共同で安倍政権を倒そう」と訴えました。

 

怒りの世論広げよう 山梨


(写真)デモ行進参加者を激励する田村参院議員(左から2人目)ら=1日、甲府市

 

 

 

山梨県では甲府市緑が丘公園を会場に、第89回労農商統一メーデーが900人の参加で開かれました。

 主催者あいさつで上野光正山梨県労連議長は「メーデー成功で最悪の政治を進める安倍政権退陣の流れをつくろう」と呼びかけました。

 公務労組の代表は「職場では月80時間の過労死ラインを超える残業をしている仲間の数がここ数年高止まり。安心できる職場にするためには人を増やし、仕事量を減らすことだ。団結してがんばりたい」と決意表明しました。

 日本共産党の田村智子副委員長・参院議員や民進党の宮沢由佳参院議員ら4人が連帯のあいさつをしました。

 田村氏は「改ざん、隠蔽(いんぺい)、セクハラ問題で野党6党は団結して追及し、自民党にまともな国会審議を要求しているがゼロ回答だ」と批判。与党が維新とともに「働き方改革」法案を強行採決しようとしていることにふれ「8時間労働制を根幹から覆す大改悪で絶対に許すわけにいかない。怒りの世論を広げて必ず安倍内閣退陣へ追い込もう」と訴えました。

 参加者は集会に先立ち、JR甲府駅前からメーデー会場までパレード。会場入り口では、田村氏と小越智子県議、甲府市議らが参加者を激励しました。

 

民主主義取り戻そう 熊本


(写真)横断幕を先頭に繁華街を行進する(前列左2人目から右に)真島、楳本の両氏ら=1日、熊本市

 

 

 

第89回メーデー熊本中央集会が熊本市で開かれました。日本共産党からは真島省三前衆院議員らが参加。立憲民主党の矢上雅義衆院議員、社民党県連合の今泉克己代表、新社会党県本部の栗原隆書記長があいさつしました。

 実行委員長の楳本(うめもと)光男県労連議長が「国民、労働者が大切にされる国をめざし、輝く社会を築こう」と呼びかけました。

 真島氏は連帯あいさつで、熊本地震から2年、受診抑制により震災関連死を招く医療費窓口負担免除の打ち切りや、仮設住宅の延長希望に条件を付け、追い出しを迫る実態を紹介し、被災者に心寄せない安倍政権を批判。「追い詰められた安倍内閣を力合わせて総辞職させ、民主主義を取り戻そう」と訴えました。

 地域革新懇運動に取り組んでいる永松勝俊さん(74)は「安倍9条改憲阻止に、3000万人署名をやりきりたい」と決意を語りました。税理士事務所職員の男性(42)は消費税10%増税について「納税負担で苦労している中小企業への打撃は計り知れない」と話しました。

2018年5月2日(水)しんぶん赤旗より


 |