日本共産党、民進党、社民党、自由党、沖縄の風の超党派国会議員有志9氏が呼びかけたカジノ解禁法案に反対する緊急集会が7日、国会内で開かれました。
カジノ法案は同日の参院本会議で審議入りしました。主催者あいさつした糸数慶子議員は「安倍首相は『美しい国』を表題にしているが、ギャンブル依存症を増やし、日本人の勤勉さを失わせるのが美しいのか。衆院では6時間の審議で可決したが、参院ではそんなことを許さない」とのべました。
鳥畑与一静岡大学教授が法案の問題点について解説。アメリカでもアジアでもカジノが衰退し斜陽化している事実をあげ「推進派は『経済効果』を強調して根拠のない数字をあげている」としたうえ、「巨大投資のツケは全部国民の犠牲になる。徹底した審議が必要だ」とのべました。
参加した国会議員が次々に決意表明。「アベノミクスはカジノミクス。徹底抗戦して廃案に追い込む」(民進党・辻元清美衆院議員)、「毒入りの法案は採決させない」(民進党・神本美恵子参院議員)などとのべました。
日本共産党からは島津幸広、清水忠史、畑野君枝、真島省三の各衆院議員、井上哲士、大門実紀史、田村智子、山添拓の各参院議員が参加。田村議員は「徹底審議を求めて、廃案を目指す」とのべました。
参加者は「良識の府である参議院では、カジノ解禁法案の成立をなんとしても阻止し、廃案に追い込みましょう」という緊急集会アピールを確認しました。
超党派の国会議員有志9氏 日本共産党=大門実紀史、田村智子 民進党=相原久美子、有田芳生、神本美恵子、石橋通宏 社民党=福島みずほ 自由党=山本太郎 沖縄の風=糸数慶子の各氏
2016年12月8日(木) しんぶん赤旗
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