日本共産党の田村智子参院議員は15日、MV22オスプレイによる被害実態を調査するため、沖縄県の名護市と東村高江を訪れ、住民から聞き取りを行いました。
田村氏は、名護市久志(くし)区の元行政委員の森山憲一さん(73)と懇談。「政治に興味はなかった」と語る森山さんは、2012年のオスプレイ配備以降、閑静だった集落上空をオスプレイが連日飛び交うようになり、不満が噴出したといいます。
森山さんは、新基地予定地や集落に隣接する米軍キャンプ・シュワブ内のヘリパッド(離着陸帯)から、オスプレイが2機編隊で保育園や小学校の真上を離着陸・旋回訓練やホバリング(空中停止飛行)を繰り返していると証言。「夜間の低空飛行訓練も急増した。低周波音が心臓に響いてつらい。新基地が造られればシュワブと一体化し、強化される。安倍政権の『辺野古移設で騒音被害はゼロになる』との答弁は許しがたい。これ以上の負担は勘弁だ。米海兵隊普天間基地(宜野湾市)は無条件撤去しかない」と訴えました。
田村氏は「『危険性の除去』ではなく、危険性の拡散です。国会で厳しく追及していきたい」と話しました。
田村氏はその後、新基地建設のための海底ボーリング(掘削)調査が進む大浦湾を海上から視察しました。
2015年6月16日(火) 赤旗
| 選択的夫婦別姓へ共同 共・民・社など 民法改正案を提出14日に空襲被害者集会 山下・田村智子氏と実行委、懇談