プロフィール

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2010年 国政選挙6度目の挑戦で初当選

 民主党政権の裏切りに国民の怒りがあふれ出た選挙でした。
自民党が議席の多数をしめ、日本共産党は比例3議席、選挙区での議席奪還ならず。3年前の議席と合わせて6議席。その一人が私。
 当選直後、自分の当選を喜べる状況ではありませんでした。現職議員が2人落選、新人の私が当選してよかったのか、という思いもありました。

 「久しぶりの新人議員の誕生なんだよ。あなたが元気にあいさつ、演説することが、日本共産党の希望になんだよ」――先輩議員の言葉に、複雑な思いのすべてを吹っ切りました。
 当確の瞬間、アナウンサーが読んだ原稿を思い出しました。
 「6回目の国政選挙立候補で、初当選です」、これまでの応援に議員活動で答えなければ!

 6人で委員会をどう担当するか。私に要請されたのは厚生労働委員会。
 社会保障と労働という広範囲、法案の数も多数にのぼる委員会、私にできるのか。そんな弱音を吐くわけにいかない、やるしかない。

 当選直後の臨時国会、委員会構成などを決めて数日で終わるのが常です。
 ところが厚生労働委員会は、どうしてもこの会期中に成立させなければならない法案があったのです。
全国の社会保険病院・厚生年金病院を管理運営する機構を廃止することが決まっているのに、その受け皿となる機構がつくられていなかった、厚生労働省のうっかりからきたような法案が提出されたのです。

 7月12日の当選から1か月足らず。私の初質問となったのは8月6日。ヒロシマに原爆が投下された日。
私の政治への歩みの原点は、核兵器廃絶への強い願い。初心を決して忘れるな、平和と民主主義の前進のために与えられた議席なのだと、心に刻む初質問となりました。


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