日本共産党 田村智子
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【11.11.06】「介護を考えるシンポジウム」党目黒区議団

介護切り捨てに怒り

 
 東京都の日本共産党目黒区議団は6日、同区の上目黒小学校で「介護を考えるシンポジウム」を開き、約100人が参加しました。現役の介護職員や介護経験者、田村智子党参院議員がパネリストとして発言しました。
 区に特別養護老人ホームの充実を働きかける「特養ホーム家族連絡会」の岡本幸子さんは、「夜間に看護師が不在となる施設が多く、家族は不安に思っている」と指摘しました。現役の介護ヘルパーや特養ホームの職員は、長時間労働や人件費の削減、若者の離職など、介護職の過酷な実態を紹介しました。
 田村議員は、公費負担軽減のために介護サービスの削減に向かう国の姿勢を批判。「公費負担を引き上げ、介護職員の待遇を改善し、介護保険料を引き下げる以外に介護制度充実の道はない」と強調しました。
 岩崎ふみひろ党目黒区議が行動提起を行い、「介護保険料の引き下げ」や「介護保険財政安定化基金の活用」を求める署名活動を呼びかけました。
 自宅で母を介護する女性(55)は、「見えないところで介護の切り捨てが行われていることに怒りを感じる。介護の自己負担額が重く、もっと公費負担を増やしてほしい」と話しました。
(11月7日「しんぶん赤旗」より)