日本共産党 田村智子

おたよりコーナー

みなさんからいただきました、メールやメッセージを紹介いたします。
コーナーイラスト:原田智子(漫画家)


■息子が中学校を早退したことをコラムに書いたら、数人の方から「息子さん大丈夫?」と声をかけていただき、メールで同じ世代のお母さんから体験談をお寄せいただきました。


 私は田村さんと同じ1965年生まれの主婦です。今年17歳になる息子と15歳になる娘がおります。4月21日付けの息子さんについての記事を読んでのちょっとした感想です。

  思春期は大人としてのプライドが芽生えてくる時期ですよね。
しかしそれゆえに不安や悩みを周囲に素直に打ち明けられなくなり、葛藤の中で徒労を費やし疲れてしまうことも少なくありません。
「真の大人」に成長していく過程では、不安や悩みを人に頼らず解決していく経験も非常に大切なのですが、自分独りでは解決し得ないことまで周囲に隠し自分だけで解決を図ろうとするのはかえって自分を苦しめ、追い詰めるだけだと思います。

それだけに、私自身の所も含め、思春期を迎える子供さんがいる家庭では、子供さんたちが自らの心の内を素直に打ち明けられるような雰囲気を作っていくことが大切かと思います。勉強やクラブ・人間関係についてはもちろん、異性に関する思いなどについても包み隠さず語ってもらえるような雰囲気をね。思春期の子供たちの悩みや不安には、それを聞いた所で力になってやれない類のものもあるかもしれませんが、隠すより聞いてもらうことで子供たちの気持ちはたとえ少しではあっても楽になるはずです。

  また、子供たちの話を聞いた時、できるだけほめてあげてください。中には「なんて恥ずかしい」「もっとしっかりやりなさい」と思うようなこともあるでしょう。しかし、だからと言ってそこで一方的に叱ってしまうと子供たちは萎縮して本音を語らなくなってしまいます。

私のところの事例ですが、以前息子が学校帰りに見知らぬ大人に絡まれるという事件がありました。駅のホームで酒に酔った男に暴力を振るわれ、腕に怪我を負わされました。

幸いその男は目撃者によって取り押さえられ駅事務室に連れて行かれたとのことですが、その話を聞いた夫は、息子のことを不甲斐ないと思ったのでしょう、「何で直ぐに周囲や駅員に直ぐに助けを求めなかったんだ」と激しく怒りました。
けれど私は「被害者なのにこれでは息子の立つ瀬がない」と思い、「本当に今日は嫌な思いをしただろうけど、よく我慢したね、頑張ったね」と誉めてやりました。
本当は言いたくなかったはずの嫌な出来事についてちゃんと話したのに一方的に厳しく怒られ、悔しくて涙ぐんでいた息子でしたが、私が誉めてあげたら、理解してもらえて嬉しかったし、また楽になったのでしょう、微笑んでくれました。夫が息子に言ったことは確かに間違いではありませんが、息子の言い分も聞かずに一方的に叱ってしまったことは間違った対応でした。ここでも、子供の率直な思いをちゃんと聞いてあげることの大切さを学ばされた次第です。

  思春期の子供たちは親であろうと先生であろうと他人であろうと大人の言動に敏感です。

良い悪いは別にして、まずは自分の本音をきちんと聞いてくれる大人にしか心を開きません。
そして心を開ける大人がいないと自分独りで苦しんでしまいます。上述の私の息子の話及び私自身の思春期の頃の経験、そして田村さんの記事を読み、つくづく何でも素直に語れる雰囲気を作ることが家庭でも学校でも重要なのだと思い知らされました。

(O・Mさん)



息子の通う中学は一人をのぞいて、別の小学校から進学した生徒ばかり。 学校までの距離も、小学校のときの3倍以上。
部活動で帰宅が夜7時を過ぎる日もあり、剣道の重い防具を部活のたびに持ち運びし…。
私も素直に「疲れ」を認めるべきだったなと、思っています。

「なんでもいえる家庭を環境を」 本当にそうですね。 日常の家族のあり方として、小さなことの積み重ねでできていくことかな、と私もあらためて考えさせられました。

(田村智子)



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