日本共産党 田村智子
コラム

【08.10.15】高齢者だけを乗せたバスはどこへ行く?

小池晃さんの質問は面白い!

衆議院での志位和夫委員長の質問はものすごい迫力でした。
若者「使い捨て」の実態告発には、こみあげる怒りと、若者たちの姿への感動とで、胸も目頭も開くなりました。
1週間足らずで、インターネット上での再生が5万回を超えているとか。

さて、参議院の小池晃政策委員長の質問はどうか。
小池さんらしい風刺的笑いの要素があって、冷たい政治への怒りだけでなく、明るいエネルギーが沸いてくる質問でしたね。

「舛添厚生労働大臣、あなたがつくった資料ですね」
そう言いながら出したパネルには、バスのイラスト。
高齢者だけを乗せたバスは後期高齢者医療制度をあらわしたもの。
吹き出しには「姥捨て山に行くのか」のせりふ。
現役世代と子どもが乗ったバスは、国民健康保険などの医療保険制度。
子どもが「おじいちゃんはどこ?」「おばあちゃんはどこ?」と聞いている。

思わず噴出し笑いをしてしまいました。
制度の本質をつく見事なイラスト。これが制度に直接責任を負う大臣がつくったものだというのですから。

この良質の笑いには、本当に学ばされます。
「日本共産党の人はみんな同じ演説をする」という声を聞くことがありますが、
そういう人にこそ、この質問を見てほしいものです。

質問の後半、新たな医療費削減計画の告発は、小池さんの医者としての怒りがひしひしと伝わってきました。
入院日数の更なる短縮を、数値目標をもって迫るとは。
「この計画で5年間でいくら削減することになるのか」「7500億円」

在日米軍関連予算は年間6000億円(「思いやり」予算含む)。
これはそのまま温存し、いえ、もっと予算を拡大さえする勢い、それなのに5年間で7500億円という医療費を何がなんでも削減するという異常。

高齢者の病院「追い出し」行政が何をもたらしているか、医者でもある小池さんは、きっと告発したい事実がいっぱいあったと思います。
質問時間をもてあますかのような他党の質問を我慢してみていただけに、議席がもっと多かったらと、思わずにはいられませんでした。

「国民の代弁者としてがんばる」、質問のしめくくりの一言は、私の思いそのもの。
街頭でも、国会でも、切実な要求の代弁者としての日本共産党の姿をもっと知らせたいものです。