日本共産党 田村智子
コラム

バムとケロのにちようび

大人も楽しめる新しい絵本

 

島田ゆか・作 文渓堂


03年のクリスマスプレゼントに、友人から図書券をもらいました。それを使って、子どもに送った本が『バムとケロのにちようび』。

しっかりものの犬バムと、天真爛漫な幼児そのもののカエルのケロの生活をつづる、「バム・ケロ」シリーズの第1弾です。
この絵本は、コマわりがあって漫画のような絵本です。単純な文章、雄弁な絵、この絵に細かいしかけがたくさんあるのが特徴です。この面白みはより大人向け。

我が家の子どもたちは二人とも、最初にこの絵本を見たときは(どちらも2、3歳だったでしょうか)、1ページのなかに何匹もの「バム」が出てくると、「こっちはだれ? バムのお母さん?」とたずねていましたっけ。
また、絵の中にあって、文章にはないストーリーを発見すると、文章を飛び越えた「読み聞かせ」が始まります。ケロの言葉、バムの言葉をつくって「読む」と、「もう1回」と、次のページに進めなくなったりしました。

このシリーズは、出版順に読んでいくと、登場人物(動物ですね)が増えていく過程がわかります(これも文章ではわかりません。あくまで絵から推測する展開です)。
ところが、我が家では出版順の逆をたどってしまいました。じつは、最初に買った『バムとケロのおかいもの』は、子どもの本専門店で、息子(2,3歳のとき)がカバーを破ってしまい不本意ながら買ったもの。
その頃の私は、漫画っぽい絵本が本道からはずれているように思えて、平積み本になっていても見向きもしなかったのです。

その後もアトランダムに買ってしまい、やっと第1弾にたどりついたというわけです。
読む(見る)ほどに、新しい「しかけ」を発見して、今でも「あっ!こんなところに・・・」と子どもと楽しんでいます。
姉妹作「ガラゴ」シリーズも子どもたちのお気に入りです。
続編をぜひと期待しています。