日本共産党 田村智子
コラム

【07.04.25】「人権緒方の会」のみなさんと

「人権緒方の会」のみなさんと

 
緒方靖夫さんの自宅が警察によって盗聴されていた事件(1986年)。
当時学生だった私も、市民運動のみなさんと共同で、早稲田大学・大隈講堂に緒方さんを招いての集会をやったことを思い出します。

この事件、10年がかりの裁判闘争で、警察犯罪が断罪され勝利しました。
緒方さんのまわりには、弁護士の方、大学の先生、市民団体の方々など、「人権緒方の会」ができていたのです。

このみなさんが、緒方さんから参議院の議席をバトンタッチしようという私の話を聞いてくださる機会をつくってくださいました。
長い裁判闘争、国連人権委員会にまでつながった運動。
みなさんのお顔は、「たたかって勝利した」という気概が、いまもにじみでているように思いました。

国会で秘書として関わった仕事は、まさに「人権」に関わることが多々ありました。
学ぶ権利をおかす高すぎる学費、
女性の深夜勤務をめぐる問題、アスベストなどの健康被害、
生存権さえもふみにじる増税と負担増…。

経験から学んだこと、国政めざす決意を心をこめてお話しました。
国会が人権の守り手になる、その意味をあらためてかみしめる集いでした。

緒方さんの国際的な視野での活動、だれとでもフレンドリーなおつきあい、私もひとまわりもふたまわりも人間として成長していかなければ。
花束をいただいて帰宅すると、娘が寝る前の一仕事。1本1本ながめながら、花びんに活けてくれました。
(上手だとほめたら、「お花屋さんになろうかな。でもバラはとげがあってこわいからどうしよう」と上機嫌でした)